知ってるようで知らない帆布のこと

皆さん、帆布ってご存じですか?

帆布(はんぷ)と呼びます。英語では『キャンバス』と呼ばれています。

アウトドアブランド『LLBEAN(エルエルビーン』の代表的アイテム『ビーントートバッグ』の素材も帆布。

食のセレクトショップ『ディーン&デルーカ』のランチトートバッグで使われているのも帆布です。

それほかにも色々な物の素材として使用されていて僕たちの生活の中では身近な存在なんですが、知らない人が多いのも現実。

帆布を『はんぷ』と呼べない人もいれば、帆布の漢字を『頒布』だと思っている人もいます。

知らないから皆さんが困るという事は全然ないのですが、日本の素晴らしい帆布のこと是非知っていただきたいし Hill’s Side Houseがなぜ帆布を使うのか知ってもらいたくてブログにしました。

  • 帆布の歴史
  • 日本での帆布の歴史
  • 帆布が出来上がるまで
  • 世界が絶賛する日本の帆布
  • Hill’s Side Houseとタケヤリ帆布
  • ドラゴン防水帆布
  • 終わりに

この順にご紹介します。

帆布の歴史

14世紀、油絵の画材や刺繍のベースなどに
使用されていた帆布。

その後、元々の強度を活かし、帆船の帆として使用された事で世界的に知られる素材となり 馬車に使う幌や作業パンツの素材など多岐に渡って使用されるようになりました。

誰もが知っているジーンズの王道『リーバイス』で有名なリーバイ・ストラウスも アメリカサンフランシスコで洋品雑貨や織物を取り扱う卸商の時馬車の幌に使用されていた 帆布を卸していたという記録も残っています。

Hill’s Side Houseもコラボレーションしている『ジェイブWデイヴィス』 商品説明にも書いていますが、リーバイス501の原型を作った人物とされています。

彼が501を生み出す前に仕立てていた作業パンツも生成の帆布を使っていたとされており、 そのパンツのポケットの隅に馬具で使用していたリベットを補強として打ち付けたのが501の始まりとされています。

世界的に見ても帆布の歴史は深く、一般庶民の身近な存在として活躍していました。

日本での帆布の歴史

日本では江戸時代、世界から伝わり、和船の帆として使用されていました。


当初は、むしろで作った物や綿布を2~3枚重ね合わせて繋ぎ合わせた物が主流でしたが、 製造に手間がかかる割に耐久性が非常に低い代物でした。

当時、廻船業を営んでいた『工楽松右衛門(くらくまつえもん)』という人物がこれからの廻船業はより速い船がいると考え その為には、どんなに強い風でも受け止める事ができる丈夫で軽い帆を作ろうという事で平織物による帆布を考案したとされています。

それが『松右衛門帆(まつえもんほ)』と呼ばれ、現在の帆布の原型となります。

帆布の産地と言えば岡山県倉敷・児島地域。倉敷帆布や児島のジーンズと言えばファッションが好きな方はご存じかもしれません。

海が近いこの地域では、塩害の影響もあり農耕に適さない地だったという事もあり綿づくりが盛んに行われました。

今でも、日本で流通している帆布の約7割はこの地域で生産されています。

帆布が出来上がるまで

帆布は、生地の厚みにより質感、価格が大きく変わります。 一般的に、日本製は『号』海外製は『オンス』と表記されます。

1号~11号までの種類があり、数字が小さくなるほど1本の糸が太くなる為より丈夫で厚い生地へと織り上がります。

1~3号の極厚帆布を織ることができる技術は、世界でも唯一、Hill’s Side Houseでもお世話になっている (株)タケヤリだけとなります。

帆布は、非常に多くの工程を通って織り上げられます。簡単に説明しますね。

①合糸(ごうし)
原糸と呼ばれる糸2~8本を1本の糸に合わせる作業です。合わせる糸の本数で先ほど説明した帆布の厚さが決定します。 糸の終端では次の糸を手作業でつなぐ熟練の技術が必要となります。

②撚糸(ねんし)
合糸した糸をねじる作業です。繊維が束ねられる事で糸の強度が増して、毛羽立ちにくくなります。

③整経(せいけい)
織り機にセッティングする為経糸(たていと)を整える作業です。 まず1/10の糸をチーズと呼ばれるロール状にしていきます。

その後『ビーム』と呼ばれる巨大なロールに巻き直していきます。

④経通し(へとおし)
ビームに巻いた経糸を『リード』『ヘルド』『ドロッパー』と呼ばれる織り機のパーツに1本1本手作業で通していきます。

⑤製織(せいしょく)
織り機にビームを載せ、緯糸(よこいと)をセットして平織りされていきます。

織り機によりますが、Hill’s Side Houseが使用している帆布は、現在では希少な『シャトル織機』という旧式の織り機で織られています。

1日8時間で50~70mほどで現在普及している高速織機に比べて非常にゆっくり織り上げる事で美しい仕上がりとなります。

シャトル織機とは、ジーンズが好きな方にはたまらないセルヴィッチデニム
(耳付きデニム)を織るヴィンテージマシンです。
ここは、また別の機会にブログにしようと思っています。

⑥流し検反(ながしけんたん)
織り上がった帆布を50mごとにカットし、検反機にかけてキズや汚れなど細かくチェックします。

⑦畳み(たたみ)
帆布を1mごとに重ねて畳み、さらに2つ折りにして積み上げます。

⑧仕上げ(しあげ)
流し検反でチェックしたキズの箇所を熟練の職人が再確認し補修していきます。
最後に刷毛(はけ)で綺麗に仕上げて完成となります。

日本製の生地厚みの単位『号』は、JIS規格(日本産業規格)の基準により厳格に規定されていました。 1997年、その規定は廃止されましたが、(株)タケヤリではその規定に則りクリアしなければ世の中に出しません。 それだけ、自分たちが作り上げる帆布に対する自信と誇りがあるという事だと思います。

これだけの多くの工程を踏むことで世界に絶賛される高品質な帆布が生み出されます。

世界が絶賛する日本の帆布

世界でも成功している日本人ファッションデザイナーは数多くいます。 コムデギャルソン・ヨウジヤマモト・イッセイミヤケ・サカイ・アンダーカバー。。。

それでも世界的に見て日本の製品輸出は約5%とフランス65% イギリス63%等に比べて非常に低いのも現状(2018年データ)

でも製品に比べて生地は33%と割合が高いんです。

他の国と比べても高い数値となっています。

倉敷で生産されている帆布やデニムは『グッチ』や『ディオール』『ルイヴィトン』などそうそうたる ハイブランドに高評価を得ています。

ぼくは、もっともっと評価されるべきだと考えます。

日本人が海外の方に

『僕の国ではこんなところが素晴らしんだ!!!君の国はどんなところが素敵なんだい?』

という質問に答えられない日本人が多いという記事を読んだことがあります。

それって凄く悲しくないですか?

僕自身、

『日本の帆布は凄く時間かけて丁寧に織られているから品質が良くて美しんだ!!! 君の国で同じことはできないと思うよ!!!』

って自信持って伝えれるようもっと多くを学ぼうと思っています。

Hill’s Side Houseとタケヤリ帆布

Hill’s Side Houseのバッグに使っている帆布は、すべてタケヤリさんで織られた帆布を使わさせてもらっています。

(株)タケヤリとは、帆布の産地倉敷で創業130年の歴史を誇る老舗の工場です。

児島地区で行商をやっていた武鑓石五郎と機織りの名手として有名だった梅が工楽松右衛門が考案した松右衛門布に着目し 製造業を始めました。

その後も時代の変化に合わせながらその技術を伝承し続けています。

Hill’s Side Houseの本社も岡山県にありそのご縁でタケヤリさんと知り合い、今もお付き合いいただいております。

タケヤリさんが生産する帆布は、丈夫で非常にキメが細かく上質な帆布を生産されているという事もありますが、老舗という名にあぐらをかかず 常に未来を見て、新しい事に挑戦する会社の姿勢に尊敬し共感しました。

タケヤリさんも自社の強みを活かしてバッグやマスク・エコバッグなどを販売しております。 良ければサイトの方ご覧ください。

https://takeyari-tex.com/

ドラゴン防水帆布

帆布には、色々な種類があります。

織り上がった生地を生機(きばた)と言い、素材そのままを使用する場合もあれば染色して色付けた帆布もあります。

その以外にも反応染めや硫化染め、バイオウォッシュなんかの後加工した帆布もあります。その中にパラフィン加工というものがあります。

パラフィンとは、皆さんにもお馴染みの蝋(ろう)の事です。 帆布の上にパラフィンを塗布する事で一定期間、撥水効果をもたらします。

パラフィン帆布は、摩擦によってチョークマークと呼んでいる白い線が入ります
これは、パラフィン加工ならではの特徴で経年変化として楽しむ方も多くいます気になる方は、線の上に布を当てて低温のアイロンで軽く押してあげると、蝋が解けて再び生地に馴染むのである程度消す事が出来ます。

Hill’s Side Houseでは、その中でもさらに特殊な『ドラゴン防水加工』というパラフィン加工を施した帆布を多く使用します。

ドラゴン防水加工は、帆布の上に塗布するのではなく、染色の段階でパラフィンを混ぜる事で糸自体にパラフィンを浸透させ、水分を含むと膨潤する綿の特性を活かした耐水圧3.000mm以上という防水性を発揮します。通常の布の傘が800mm以上とされているのでかなりハイスペックです!!!

今でもトラックの幌として生産されている産業資材です。

ほかのバッグブランドでは、ほぼ使用されていない素材なので希少性高いですね

終わりに

ここまで読み続けていただきありがとうございました。
このブログを通じて少しでも皆さんに知っていただき、帆布を手に取っていただけたら凄く嬉しいです。

これからも、日本が誇る帆布という伝統と技術をバッグだけでなく色々な物に使って、皆さまにお届けできるよう邁進していきます。

これからもHill’s Side Houseにご期待ください。

ありがとうございました。

Hill’s Side House 河合

Hill’s Side House藍染トートの出来の良さに吠える河合です、、、

秋の夜長キャンプ

家族全員が揃う時間が急遽できたので、1泊2日の道志キャンプへ行ってきました。

徐々に紅葉が彩り始めた道志の山々。
気温も少し肌寒い程度で過ごしやすい秋キャンプを満喫できました。

ダッチオーブンで手羽元のトマト煮を作ったり

キュウリを蛇腹に切っておつまみ作ったり

頑張って岩を割いてみたり。。。

焚火を囲んで家族団らんを楽しみました。

今回も大活躍なHill’s Side House

画像に購入できるオンラインのリンクを貼ってます。気になる方はクリックを!!!

焚火に欠かせないtakibi トートは薪と斧を突っ込んでガンガン使ってもへこたれない頑丈さ。 逆に使い込むほどに味わい出てきました!!!
*画像のバッグはサンプルでフロントポケットのメッシュがブラックですが、商品はグレーに変更しましたのでご注意を。

画像に購入できるオンラインのリンクを貼ってます。気になる方はクリックを!!!

キャンプの時に大活躍のバケットショルダーはサブバッグとして。。。
設営終わってちょっと出かける時はこのサイズがちょうど良いし、キャンプの雰囲気とも抜群に合います。

そして今回一番のお楽しみは、先日購入したコールマンヴィンテージランタンへの初点灯。

夜を照らす優しい灯り

二子玉川にあるヴィンテージランタンを中心に取り扱っている『VIBLANT』のスタッフの方に教えてもらった事を 思い出しながらチャレンジした結果。。。

成功!!!!!

大人げなくはしゃぐ図

少し灯りが安定しなかったので、まだまだですが何とか点灯すること出来ました。

今までメンテナンスが大変そうなイメージがあったので避けてきたガソリンランタンでしたが、 電気とは違うリラックスした空間を作り出してくれました。

今回は、同じくコールマンのこちらのランタンも持っていきました。

コールマン(Coleman) ランタン クアッドマルチパネルランタン

このランタンもかなりの優れものです。
室内で使えないガソリンランタンの代わりに室内を快適にしてくれます。
取り外せば懐中電灯にもなるので夜中トイレに行きたくなっても安全に行くことができます。

やっぱりコールマンのコスパは凄い!!!

幻想的な道志

翌日、若干天候が崩れてしまいましたがキャンプ場近くの遊歩道を家族で散策。

水源豊かな道志ならではの表情を見ることが出来ました。

夏とは違う楽しみ方ができる秋キャンプ。
食べる料理も飲むお酒の種類もテント内での過ごし方も全然変わってくるので
秋キャンプやってみたいけどまだの方は是非おススメです。

あ、山の朝晩は結構冷え込みますので、防寒の準備は必須です!!!

来月は、もう少し奥に入った北杜市へ行きます。

またブログにしますのでお楽しみに!!!

ではその時まで~。。。

ありがとうございました。

Hill’s Side House 河合

少しでも長くたき火を楽しむ

空前のアウトドアブームが続いています。

コロナウィルスの影響で政府の専門家会議が
提唱した『新しい生活様式』では『遊びに行くなら
屋内より屋外』と掲げられたことで更に追い風と
ないそうです。

でも繊研新聞によると緊急事態宣言解除したものの
キャンプは県境をまたぐ移動を伴う事の多い
レジャーの為50%以上のキャンプ場が休業を
余儀なくされているそうです。。。

僕も早くキャンプには行きたいのですが、お目当ての
キャンプ場が県外の為、妄想キャンプを継続中(笑)

これは妄想ではありません。。。

話を戻します。。。

なぜここまでアウトドアに火が付いたのか。

僕の幼少期、今の子供達の様に何度もキャンプに
行っていません。
記憶にあるのは、小学校の体験キャンプくらい
キャンプは玄人しか行けない過酷なレジャー。
という印象でした。
なので、大人になって興味はあってもどうやったら
いいのか、今さら始めて出来るのかと躊躇していた
ように思います。

ではブームの火付け役となったのは
『インターネット』
だと僕は考えます。

東日本大震災により、スマートフォンが急速に普及した事で
インターネットが当たり前の生活となり情報の量が増えました。
そしてSNSにより情報の共有が容易にできる様になり
更にECサイトにより、今まで知らなかった道具が
ボタンポチっで購入できるようになりました。

各アウトドアブランドは、新作やお買い得商品を
インターネットを使って情報を拡散。
今まで初心者には高かったハードルが低くなった事で
アウトドアブームに火が付いたと考えます。

そこで一躍注目を集めたブランドが『スノーピーク』

スノーピークは以前から玄人の中では有名でしたが、
素人には無名。知っていても値段の高い本格キャンプ
ブランドくらいの認識でした。

こちらがスノーピークのサイト
『世界に、NOASOBIを』をスローガンに沢山のキャンプ
スタイルや情報が掲載されています。

https://www.snowpeak.co.jp/

山井会長の著書
『スノーピーク「好きな事だけ!」を仕事にする経営』
も面白いので是非!!!

僕も読んでさらにキャンプに興味が湧きました。
実際、僕が初めて買ったテントはスノーピークの
アメニティドームMです。

素人でも簡単に設営できますし、分からなくなっても
YouTubeで設営・撤収のやり方が動画で投稿されています。

話がそれました。。。

そしてキャンプブームを更に後押した火付け役が
『焚火』
だと思います。火だけに。。。すみません。。。

僕たちキャンプブーム第二世代(勝手に命名)が
キャンプを始めて1通り遊べるギアが揃い
そこから更にどっぷりハマる理由が焚火。

焚火は良い
焚火をすると子供達は大はしゃぎ。理由は焼マシュマロ
普段できないことが自由にできますし、風で煽られると
火傷しそうになるという自然の勉強にも。

大人も薪が爆ぜる『パチっ。。。パチパチっ』
という音を聞きながら物思いにお酒やコーヒーを楽しむ
空気の冷たい秋や冬だと焚火ってこんなに暖かいんだ
と感動を覚えます。

年始キャンプに行った時の焚火をYouTubeに投稿
炎の動きと音を聞くだけでも癒されます。
短いですが、どうぞ↓↓↓

Hill’s Side Houseでも何かキャンプギアをやりたい。。。
そう考え『takibi トート』を企画(やっと本題。。。)

いつも裸で薪を持って行っていたのですが、そうすると
焚火台の周りで薪がばらけてしまい、道具もどこに
置いたか分からなくって探すの繰り返し
(結構キャンプあるある)

だったら薪も入って道具も入るバッグを焚火台の
そばに置いとけば薪もすぐにくべれるし、道具を
探す手間も省ける!!!
そんなバッグが欲しい!!!なら作ろう!!!!

という事で作りました

拘ったの3つ
・雨が降っても薪が湿らない通気性と防水性
・薪をガッツリ入れてもかさばらないデザイン
・斧やナイフの小物が収納できる

《雨が降っても薪が湿らない通気性と防水性》

かなりの防水力!!!

Hill’s Side Houseが採用している帆布は『ドラゴン防水加工』
という通気性防水加工がされています。
生地に雨が付着すると、生地が膨らんで雨をシャットアウト
そして、雨が上がって乾燥すると生地が元に戻り、
再び通気性を取り戻すというハイスペック天然素材です。

青果や鮮魚を運ぶトラックの幌として生産されています。

バッグは薪がしっかり入るサイズ感で内装に雨蓋が
付いていますので、突如雨が降っても蓋をする事で
薪が濡れる心配もありませんのでこれはクリア!

《 薪をガッツリ入れてもかさばらないデザイン 》

ここで僕が拘ったのはバッグでいうマチ(横)の
縫製方法です。マチの縫製をビーントートと同じ
縫製にしました。この縫製は、特殊ミシンが必要。
通常のバッグではあまり使われない為持っている
工場さんが極端に少ない!!!

のですが、Hill’s Side Houseがお願いしている
兵庫県豊岡市の工場は持っていました!!!
(流石、カバンの街豊岡)

この縫製にする事で荷物をいっぱい入れた時
バッグの横の形が四角になります。

薪を入れている状態です

分かります??

この形が車内に無駄なスペースを作らないのです。
空いているスペースにスポっとバッグが収まった
瞬間は感動です。

という事でこれもクリア!!

《斧やナイフの小物が収納できる》

焚火にハマる事で薪の種類や役割も勉強したくなります。
すると焚火台だけでなく、薪を割る斧やナイフなんかの
小物も欲しくなる。。。
だったらそれも収納できるバッグにしよう!!!

背胴のハンドルに斧の柄が刺さる仕様に
刃の部分を上にして斜めに差す事でスベリ落ち防止です

*斧の企画によってハマらない場合があります。

背胴に付いている細長いフラップポケットにはナイフを。
むき出しだと危険なのでフラップで目隠ししています。
サイズによってペグも入ります。

フロントポケットはマッチや火打ち道具なんかを
解放感が出るようにメッシュ素材に。

これで3つ目もクリア!!!

そして出来上がったバッグがこちら↓↓↓

色はHill’s Side House定番色のカーキとブラックの2色

勿論、ビーントートの様にタウン用としても

この『takibiトート』の価格は¥10.450(税込み)と
国産バッグとしてはかなりお買い得です!!!

しかし、もっと沢山キャンプを楽しむため
縫製技術の高い日本のカバン職人が丁寧に
縫製する事で少しでも長く使用できますし、
防水加工の時パラフィン(蝋)を含ませるので
使い込むことでパラフィンならではの味わい深い
経年変化を楽しめると考えたら高くはないかと。。。

そして最後にキャンプにどっぷりハマった理由

それは色々な表情を見せるギアたちですね。

僕はスノーピークの焚火台を使っています。
使い込むうちに炎で変色してく様が
かっこよく、愛おしい。

そんな色々な表情を見せるギアたちに囲まれて
コーヒーを飲むのが至福の時なのです。

2020年6月
早くコロナウィルスが終息する事を祈って

Hill’s Side House 河合

阿波の本藍染 tabiシリーズ

今日は、Hill’s Side House2020 tabiシリーズ『阿波の本藍染め』について

藍染めは、人類最古の染料と言われています。
戦国時代には、藍の色の1つである『勝色(かちいろ)』が、
勝利につながる縁起の良さから、武士の鎧下着を藍で染めるのが流行した為
藍の生産が本格化したと言われています。
徳島の藍は、その品質の高さから別格とされ、
阿波の藍を『本藍』としその他の藍を『地藍』と区別されました。

日本の伝統美『藍染め』が生まれるまで

藍染めの染料は、この土の塊のような物となり
これを『蒅(すくも)』と言います。

藍づくりの作業は、春先から始まります。
藍の原料となる蓼藍(たであい)を藍農家さんが
春から梅雨明けまで丹精を込めて育てます。
みずみずしい濃い緑に育った藍を総出で藍刈りに取り掛かります。
暑い日照りの中、腰を落として1つ1つ丁寧に刈り取るのは重労働。
刈り取った藍は、天日干しし乾燥させそれをさらに小さく
刻み葉と茎に選別されます。

蒅(すくも)の周りにある乾燥している物が藍の葉と茎

茎をすっかり取り除き、からからに乾燥した藍の葉を『葉藍(はあい)』
この葉藍(はあい)になったら完成という事ではありません。
この葉藍(はあい)を発酵させ蒅(すくも)にして初めて染料となります。
9月上旬の大安の日、いよいよ蒅(すくも)づくりが始まります。
1m60cmに積み上げられた葉藍(はあい)に5日毎に水をかけ、
葉藍(はあい)を上から下まで満遍なく交ぜ返します。
この作業を『打ち水』と言います。

この発酵を促す打ち水は、消毒した水道水では駄目だと言います。
また、浅い井戸は塩気があって使えないので
地下80m下の地下水をポンプで汲み上げて使います。
これは、染工所でも同じで作業場では年中新鮮な水が流れ続けます。
豊富な水源があるこの土地だからこそ生み出せる藍色なのです。

この打ち水と切り返しを繰り返す事で藍の発酵が進みます。
突然、気温が下がり葉藍(はあい)が冷えると発酵が止まってしまう為
藍農家さんは、寝る間も惜しんで葉藍を育てます。
そして12月上旬、やっと蒅が完成します。
人と藍の真剣勝負の末、葉藍(はあい)は純化され
美しい藍色を創造する為昇華していくのです。

写真は藍の『手板(ていた)』と呼ばれるものです。
完成した蒅(すくも)はこの手板(ていた)にして色合いを検討します。
手板(ていた)の鑑定は正確で、これにより阿波藍の等級と価格が決まります。こうして蒅(すくも)の出来具合が確認され、
全国の染色所へ発送されて蒅づくりは終焉を迎えます。

藍色に染めていく

蒅(すくも)が完成したから、さあ染めよう!!という事になりません。
ここから藍色に染める為の染料を作る工程に入ります。
この染料を作る工程を『藍建て(あいだて)』と言います。
染料を作る材料を藍甕(あいがめ)に入れていき時間をかけて
じっくり混ぜ合わせます。
2、3日後表面に薄い膜が張ったら櫂入れ(かいいれ)の作業に入ります。
1.5mほどの竹竿で円を描くように液を混ぜていき
沈殿物を浮かせて材料を均等に混ぜ合わせます。
それを繰り返し繰り返し行い1週間ほどすると表面に泡が立ち、
藍の華が生まれます。
これを『華が咲いた』と言い染める事が出来るサインとなります。

写真の泡が藍の華。
藍は非常にデリケートで放っておくと機嫌を悪くします。
その為職人は毎日藍の状態を確認します。
葉藍や藍建ての時にも入れるのですが、
どうしても機嫌が戻らない時に入れる物があります。
それが日本酒。
染液に異常が生じた時は日本酒を入れて
機嫌を取ると調子を取り戻すそうです。
これが藍は生き物と言われる由縁なのかもしれません。

いよいよ染に入ります。
染めの方法は生地から染める生地染めと
糸から染める枷染め(かせぞめ)があります。

これが枷染め(かせぞめ)。
藍甕(あいがめ)の中に糸の束を浸し職人が手作業で
絞っていき染めていきます。

なんとも言えない青へと染め上がります。

今回のHill’s Side House tabiシリーズの藍染は、
ブランドオリジナルの帆布を生地染めしていただきました。

先ずは生地に付着している汚れや油分を水洗いして取り除きます。
生地には特別な加工を施していませんが、
日本の天然綿は非常に品質が良く油分が多い為
加工をしていなくてもある程度の水は弾きます。

染液が泡立たないように生地をゆっくり沈めていきます。
この時気泡が入ると染めムラの原因となるからです。

生地を引き上げると深い茶褐色に染まります。
これを水洗いし空気に触れさせることで
酸化してどんどん鮮やかな青に変わります。
水で洗うと不純物が流され、水中の酸素と空気中の酸素よって酸化して、
鮮やかな藍色が生まれるのです。

この工程を繰り返す事でより深い藍色へと染め上がります。
Hill’s Side Houseが今回お願いした藍染めは、
13回この工程を繰り返してもらいました。

蒅(すくも)の状態を確認するときに使用している
手板(ていた)の様に作業所にもこの様な枷(かせ)が下がっています。
職人は、長年培ってきた経験と勘で納得のいく藍色へ染め上げていきます。

青でもなく、紺でもない。日本を代表する藍色。
一連の工程が終了したら綺麗な水で余分な染液を洗い流し
よく乾かしたら染めは終了です。
その後、縫製工場へと戻され仕上げの工程を経て、
皆様のお手元に商品が届きます。

生地が染め上がるまでを動画にしてYouTubeに上げております。

ご興味ございましたらご覧ください。

長くなりました(;’∀’)

日本には、まだまだ知らない素晴らしい伝統・文化が
沢山あります。一つでも多く出会ってそれをHill’s Side Houseに
昇華できたら良いな~と思っております。

皆さんにとって最高の相棒が見つかる事を祈って

ありがとうございました。

《今回、阿波の本藍染めのバッグはこちら》

テレワークをより快適に

どーも、Hill’s Side House河合です。

今日は、テレワークに役立つトートバッグのご紹介です。

発売以来、不動の人気を誇るトートバッグ。
メイン素材は特殊加工を施した防水キャンバスを採用。
存在感のあるカーキ、大人の雰囲気を出しているブラック
間違いなしの新色ネイビーの3色展開です。
書類などA4サイズがしっかり入る設計なので
普段使いはもちろん、仕事用としてもご使用いただけます。

ハンドルには、姫路で生産されたレザーを使用しています。
使い込むほどに馴染みが出て独特な色、艶へと経年変化します。

本体の防水キャンバスは、パラフィンが含まれています。
その為摩擦により白い線が付きます。
これを『チョークマーク』と言いパラフィンならではの
経変変化をお楽しみいただけます。
*パラフィンとは『蝋』の事です。

書類関係だけではなく、ノートパソコンやタブレットも
しっかり入り、スマートフォンやガジェット類の小物も
収納できるポケットも完備しています。
メインの入口はファスナー仕様ですので中を覗かれたり
荷物がこぼれ落ちる心配はありません。

個人的にもトートバッグはお奨めしたいデザイン。
スタイリングに合わせやすく、物の出し入れもしやすい。

皆様の最高の相棒が見つかる事を心から祈って。

ありがとうございました。

《今回ご紹介したトートバッグはこちらから》