どぉ~も!!ヒルサイ河合です!!!
ポール・ジャルヴィスの著書
『ステイ・スモール 会社は小さいほどうまくいく』
という本を見つめけて読んでみました。
ステイ・スモールとは、会社や事業の売上、利益を増やしてもっともっと大きくしようっていう考えとは逆の考え方です。
「は?会社とか事業をでっかくすることは当たり前でしょ!?」
と言いたいバリバリのビジネスマンも大勢いそうですね。
ぼくも事業を大きくすることは当たり前だと思ってました。
本には
小規模でどんな状況にも柔軟に対応でき会社や取引先に大きく依存することなく、生活を中心に据えてしかも長く続けるビジネス
そのスタイルを
『カンパニー・オブ・ワン』
と呼んでいます。
少しうまくいったからと店舗やサービスを過剰に拡大することで何が大事なのか見えなくなるのではなく、自分が作った商品やサービスを好きでいてくれる目の前のお客様1人1人が喜んでくれることに集中する。
著書のなかでジャルヴィス氏は
カンパニー・オブ・ワンは、だれでも使える考え方でありモデルだ。小さな会社のオーナーから大企業のリーダーまで、だれもが自分の仕事にオーナーシップと責任を持ち、市場で価値を発揮できるようにするものである。
ステイ・スモール会社は「小さい」ほどうまくいく
ぼくは、特にこれからのアパレル業界に必要な考え方だと思います。
苦戦が続いているアパレル業界。
いろいろなブランドが生まれて似たような商品がお店やネット上に陳列されて、在庫として大量に残って廃棄されています。大手の1シーズンの在庫をすべて並べたら東京ドームが埋まるという話も聞いたことがあります。
ぼくも、ヒルサイをもっともっと大きなブランドにしたい!!!
そう考えていました。
でもある日なんとなく考えていたんですが、
「このまま苦戦が続いたら大手と言われるどこかのアパレル会社は潰れるのかな~。。。そしたらまた違うどこかが伸びてくるのかな~???
ん~それもなんか考えにくい。。。
そもそも違うどこかが必要なのか???すでにキャパがいっぱいの業界なんだからその状態が適正なんじゃ!??」
『ステイ・スモール』
ヒルサイも大きくするんじゃなくてヒルサイを好きでいてくれるお客様が喜んでくれる『安心で楽しいバッグやイベント』を長く続けた方が良い。
いまは、そう考えてます。
最後に
なぜノルマや予算を達成してるのにもっと多くを求めないといけないんでしょうか?
自分や関連するスタッフが普通に生活できる稼ぎが取れたら十分なんだと思います。
もっと多くを求めたらその分やらないといけない事やプレッシャー、他人との接触が増えて家族との時間や趣味をやる時間が無くなってモチベーションを保てなくて仕事のパフォーマンスが落ちます。
本の中で
目標に上限を設けてみたらどうだろうか。たとえば、この四半期に最低でも100万ドルを売り上げたいが、140万ドルを超えないようにしたい。購読者を1日2.000人増やしたいが、2.200人を超えないようにしたい
ステイ・スモール 会社は「小さい」ほどうまくいく
なるほど!!!
目標は決めるけどそれ以上のときの上限も決める。確かに、もっと売上を取れと言われるより、ここまで頑張ったらあとは楽しようって言われた方がストレスなく取り組める気がします。
もうすぐ、2020年も終わりを迎えます。
コロナウィルスという未知の脅威が現れて1年が経とうとしてます。
緊急事態宣言と今まで考えもしなかったことが現実として起きて苦境を迎えている会社やお店がたくさんあって、ぼくたちの生活スタイル大きく変化しました。
この脅威の終息は、まだ見えてきません。
でも絶望する必要はありません。
この脅威が終息するまで上手に付き合っていくしかなく、生活スタイルを変化させたように会社経営のやり方も変えていく必要があるのかもしれませんね。
今日はここまで!!!
ありがとうございました!!!!!
Hill’s Side House 河合