Hill’s Side Houseからリリースされてる『焚火専用トートバッグ』をぼくの実体験をもとに、おススメポイントをご紹介します。
①雨にも負けない防水力

Hill’s Side Houseがでメイン素材としてつかっている『防水帆布』はパラフィン加工という特殊な方法で加工された帆布になります。生地に水圧をかけて、どれくらいで浸透するか調べる試験があるのですが、布製の傘で約800mmの水圧で浸透します。対してこの防水帆布にかんしては、1500mmの水圧にも耐えることができます。
防水以外にも撥水・透湿・難燃性もあるので、その特性をいかして『焚火トート』の本体に防水帆布を採用しました。天候が変わりやすい山で急な雨に降られるのはよくあることですが、バッグの内装に雨蓋がついていますので薪にかぶせる事で薪が濡れるのを防ぎます。

*ずっと雨に中に放置すると隙間から水が入っちゃいますので、かぶせたらテントやタープの下に避難させてくださいね。
②薪がしっかり入る収納力

薪がしっかり入るサイズに設計しております。画像は、キャンプ場で購入した薪の束を全部入れてまだ少し余裕があります。
その収納力を可能にするため、今回一番拘ったポイントがマチ(バッグの奥行)の縫製方法です。

バッグでは、このマチがどれくらいのサイズでどんな縫製になっているかによって、どういう用途で使うバッグになるかが決まってきます。
マチが狭いとシュッとしたスリムなバッグになりますが、荷物はあまり入りません。逆に広いと荷物はしっかり入りますが、デザインによっては野暮ったいバッグになってしまいます。
トートバッグで一般的によく見られるマチは『Tマチ』と言われる縫製方法です。前のパーツと後のパーツを裏返した状態で端を縫い合わせて最後にひっくり返すとバッグの形になります。
『焚火トート』のマチは、それだと容量が少なくなってしまい薪を入れることができません。なので特殊なミシンを使って裏返した状態ではなく、表側の状態で前と後の生地の端を重ねて縫製します。
*これは文章で伝えるのは難しいのです。
じゃあTマチとどう違うのかと言いますと荷物を入れたときに差が出ます。
Tマチで荷物を入れるとこんな風に膨らみます。

『焚火トート』はこんな風に膨らみます。

分かるでしょうか??
Tマチのバッグはマチを中心にして楕円のように膨らみますが、『焚火トート』は四角に膨らみます。これによってバッグの容量も変わってきますし、車につみこんだとき無駄なスペースをなくすことができます。
キャンパーにとって車への積み込みはウキウキでもありますが、頭を悩ますポイントでもあります。積み方を間違えると持っていこうと思ってた荷物が積めず断念ということも。。。
そんなちょっとした無駄なスペースを焚火トートは無くしてくれます。ぼく自身、焚火トートを2つ持っていて、薪はキャンプ場で買うので違うギアを入れて車に積み込みます。
このマチ縫製は、アウトドアブランド『L.L.Bean』の定番トート『ビーントート』と同じ縫製で、特殊ミシンが必要になります。
この特殊ミシンを保有している縫製工場は少ないので、希少なバッグと言えます。
おススメポイントは、マチ以外にもあります。


ナイフやペグ、ライターなど小物を入れるポケットや

斧を差し込むギミックも。
*斧のサイズによっては差せませんのでご注意ください。
③バッグを育てる楽しみ


天然素材である防水帆布の魅力は、パラフィン帆布ならではの経年変化です。防水帆布は、加工のときパラフィンと言うロウソクの蝋を含ませます。その蝋が摩擦によって白い線として浮き出てくるんですが、使い込むほどに馴染んできてエイジングが効いて良い表情になっていきます。
ぼくはキャンプの時、ガンガン薪を突っ込みますし、地べたにそのまま置いたりしてかなり手荒く使ってるのでかなりいい感じに仕上がってきました。
そんな使い方してても、ほつれてきたりしない丈夫なところが国産の良いところですね!!!
④キャンプ以外でも。。。
もちろん、キャンプ以外の普段持ちでも使っていただけます。
大容量&丈夫&軽いので普段持ちでもよしキャンプまで行かなくても近場でデイキャンプなんかの荷物入れとしても重宝します。
画像にリンクを貼っておきますので、是非ご検討いただけますと幸いです。


以上がHill’s Side House初のアウトドアギア、焚火トートバッグの魅力大公開でした。
ありがとうございました。
Hill’s Side House 河合